性感性活コラム:あなたが望む「ちょうどいいセックスの時間」は何分?

2022/05/20
by アダルトグッズ通販 KIYO

壁埋 まり夫


「パートナーがセックスを一方的に終わらせるので欲求不満が溜まる」

「自分は満足しているけれど相手はまだセックスしたい様子で正直面倒くさい」

「疲れや痛みで限界を感じているのにセックスを終わらせられなくて辛い」

 

 セックスをどれぐらいの時間やればいいのか、ネット上には様々な見解が転がっています。中には具体的な数字で○分の前戯と○分の合体が最適であるといった“正解”を謳うものすらあります。でも、実際にそういった情報を頼ってセックスしてみて「すごい! こんなにちょうどいい時間のセックス、初めて!」なんて喜ばれたケース、自分の体験でも人の体験談でも耳にした事はありません。昨今では一般向け雑誌等でセックス特集が組まれるのも珍しくないので、そういった記事でプレイ時間に対する具体的な不満や時間的過不足のアンケート結果を目にした方もいるでしょう。

 

 そこで今回は、セックスの時間を「ふたりの身体が触れ合った時点(開始)から、いずれかの理由で行為を終える事に同意した所(終了)」までと定義して、人それぞれの程良い時間とは一体どれぐらいなのか、そもそも何が原因で時間が決まるのかを検討してみたいと思います。

 

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 セックスの流れから見てみると、プレイ時間についての不満は「合体するまでの時間」と「合体している時間」のいずれかに大別されます。

 

「合体するまでの時間」の不満の例

・愛撫が時間的に短くもの足りない

・愛撫以前に、イチャイチャする触れ合いの時間が短くてつまらない

・前戯が短く、合体を急かされているようで愛情を感じられない

・早く合体したいのに触れ合いや愛撫などが長すぎて面倒くさい

 

「合体している時間」の不満の例

・先にイった側がそれ以上セックスを続けられず、イけなかった側が欲求不満になる

・性交痛が起きて中断せざるを得なくなる

・中折れや愛液の減少等の身体的理由、興醒め等気分の理由で続けられなくなる

・どちらかの絶頂や満足するまで付き合わされる時間の苦痛

 

 このうち、前戯は特に女性にとって合体行為に欠かせない準備運動でもあり、最低限必要な前戯の時間に個人差はあるものの“その必要な時間を満たさないのだけは完全にアウト”という側面があります。また、絶頂後もセックスを続ける事や性交痛を感じながらセックスを続けるのが当人にとって苦痛であるなら、それ以上セックスを引き伸ばす道理がない事は誰でもわかるでしょう。こういった不満はそもそも遠慮するような話ではないですから、素直に打ち明けて対策を考えるだけで済むものです。

 

 一方で「この理由でセックスを中断したり、逆にもっと求めたりするのってOKなのかな?」という判断が難しいケースは少なくありません。特に、先に挙げた例にもあるような“求めたい気持ちは本心だけど、それがわがままだと捉えられるかもしれない、不満という感情”をどこまで主張していいのかは、非常に多くの人が答えを見つけられずに悩んでいます。そして仕方なく、セックスを終わりにするタイミングの妥協案として射精を利用している(するしかない)人も大勢います。

 

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 では、不満を理由とする時間の過不足はどのように解消すれば良いのでしょうか? ここで提案したいひとつの答えは“あなたがセックスのどんな要素で満足したいのかを明確にする”という工夫です。時間が長すぎる場合にしても短すぎる場合にしても、あなたにはそう受け取る願望があり、その願望が満たされれば時間的な不満が解消される事になるからです。

 

 例えば、あなたにとって絶頂の瞬間や絶頂に至る快感の昂りがセックスの喜びであるなら、セックスを最低限の前戯とイきやすい内容で構成してより短い時間で絶頂を得られれば満足度も高まります。短い時間でイければ、そのぶんの体力の余裕が2ラウンド以降のセックスやさらなる絶頂を実現できるかもしれないという期待にも繋がります。

 

 また、あなたにとって合体による快感を楽しんでいる時間そのものが喜びであるなら、お互いにイく事イかせる事を意識しない絡み方や体位を利用し、むしろ絶頂を回避するぐらいの姿勢を取り入れればより大きな満足感が得られるでしょう(最終的にイくかどうかももちろん自由です)。

 

 あるいはあなたにとって前戯やスキンシップを含めた時間のすべて、もしくは特定のプレイに没頭する時間が喜びであるなら、セックスの流れを相手任せにせずお互い満足できたか確認しながら各行程を楽しめば、ひとり置いてけぼりにされるような不満はもう感じずに済むでしょう。

 

 このように、自分の不満の原因=セックスに求めている事を明確にすると、自分はどうすれば良いのか、そして相手にどうして欲しいのかが見えてくるので「こんなセックスをこれぐらいしたい!」という具体的な相談ができるようになります。上記のセックスにおける喜びの例はごく一部でありセックスをどう楽しむかはまったく個人の自由ですが、肝心なのは“その楽しみ方をあなたが伝えれば、相手はセックスのやり方が見えてくる”という点です。そしてこの構図はそのままあなた自身へも“相手の欲求がわかったなら、やるべき事も見えてくる”という形で当てはまるのです。

 

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 要するに、あなたがやりたいセックスと、相手が求めているセックス、この両方を並べてみて初めて具体的なセックスの内容と流れが決まるわけです。セックスの時間はそこから導き出されるのですから、結果として各々のセックスの時間がバラバラになるのは当然です。そして、そのバラバラの時間こそが実は皆それぞれにとってのちょうどいいセックスの時間なのです。

 

 セックスが長い・短いという不満も、セックスの時間を他人と比べて駄目だと決めつけるのも、それはあなたとパートナーとの間で本当に欲しているセックスについて打ち明けるというコミュニケーションが足りていない結果です。真面目な話、私たちは残念ながら超能力者ではないので、伝えられなくても相手の考えを正しく読み当てるなどという芸当はできません。セックスというと何となく全体の流れが決まっているような気がするものですが、現実にはここまでに書いた通り各々の欲求は千差万別です。理想としてはあらかじめ対話して目指すべきセックスの方向性を確認し合える事ですが、セックスしながら要望を伝えあって場当たり的にする時間調整ですらも、何も打ち明けないセックスに比べれば満足感に雲泥の差が表れることでしょう。ぜひあなたもパートナーとだけ見つける事ができる“正解”を探してくださいね。


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