毎度みなさんこんにちは! 御萬恋次郎っス。
今回は「御萬恋次郎のオナホ青春記」の第3回をお届けするっス。前回はカップオナホについての思い出を語ったんスけど、その続きとして「無次元加工」や「一風変わった内部構造を売りにしたオナホが続々登場」した辺りから触れていこうと思うっス。ではではさっそくレッツゴーっス!
【無次元加工~オナホ使用感の革命とオナホの新たな方向性】
さて、前回はTENGAなどカップオナホ系の進化をいくつか紹介させてもらったんスけど、その一方でハンドホール系オナホールもどんどん進化していたっス。
振り返ってみれば2000年頃にはストローで空けたような単純な穴にネジのような細かいヒダが並んでいるだけの単純な構造の範疇だったオナホも、大小のヒダが混在したり、穴が奥へ行くに従ってうねったり、内部構造そのものを3D造形で複雑にしてみたり、サイズも含めて様々なこだわりを見せ始めたっス。
いわゆる据え置き型オナホールや腰全体あるいは脚やウエストまで含めて下半身の形状を再現した大型オナホなんかも出始めるんスけど、そんな中で突如現れた名器の品格というオナホは僕のオナホ価値観をガラリと変えたオナホだったっス。
丸い断面の穴ではなく、上下から押し潰された横一文字の穴がワインディングしながら奥へ進む内部構造はそれまでのオナホには無いまったく新しいもので、挿入すると特にチンコの上下面へ内部のディテールが密着するような感触があり、これが僕にとってはめちゃめちゃ気持ちよかったんスね。
カップ系オナホの安さと使い勝手の良さは楽しみつつも、この名器の品格にはハンドホールもまだまだ可能性があるじゃないかと気付かされて、僕はまさに腰が抜けた状態でほとんど毎日オナニーを繰り返していたっス。
どうやらオナホ業界でもこのグッズのインパクトはかなり大きかったみたいで、これ以降オナホの内部構造に何らかの名称を添えて新商品の気持ちよさをアピールするというケースが格段に増えたっス。
もちろん、今までにない構造だったらなんでも気持ち良いという訳じゃないっスけども、こだわって作った内部構造が確かな気持ち良さと人気を得るという成功例を示したという点でも、名器の品格は個人的に忘れられないオナホっスね。
そして2010年代になると、アダルトグッズショップにひとつ大きな変化が現れ始めたっス。
それは「オナホ販売スペースに、オナホの実物を切り開いたサンプルを添える店が現れ始めた」というものっス。
一例を挙げると、当時東京都内に店を構えていた某ショップでは、陳列されているほとんどのオナホについてその実物の一部を切り欠いて内部構造を見て確認できるようにされていたっス(余談スけど、その店はかなり狭い店なのに大量のグッズを扱っていて、夏場は熱気漂う店内にオナホ特有の油臭さが充満して、匂いと熱でクラクラしながらオナホを吟味していたっス)。
実物の断面を目視確認したうえで選べるというのは、僕にとって気持ち良いオナホをできるだけ高い精度でゲットするためにとても重要な…というか避けては通れない確認事項だったっス。
オナホメーカーの公式情報も現在ほど整えられてはいなかった頃っスから、こうしたショップの努力・工夫は本当に助かったっス。
また、いくつかのオナホショップを見て回るようになって、オナホ製造メーカーのグッズとは別に流通メーカーが独自のオナホを作っているというケースがある事を知ったっス。
当時のグッズで言えば「最高級のお嬢様ポテンシャル」や「みなさんはじめましてのほっぱっぴ~☆みくらですぅ」など、独自のコンセプトや内部構造を持ちながら他社グッズに肩を並べる気持ち良さを備えたオナホが自社製造されていたっス。
オナホ業界にも老舗メーカーと新興メーカーが混在しているんスけど、老舗のオナホなら間違いないとか新興のオナホは期待できないという事はなく、オナホの性能一発で大当たりオナホがどこから出てくるかわからない、言い換えれば気持ち良いオナホを新しく開発できる素晴らしい可能性を秘めた業界なんだな…と思ったっスね。
さて、無次元加工やメーカーこだわりの独自内部構造といった新時代のオナホが次々登場するようになった結果、オナホオナニーの質は明らかに向上していたんスけども、そんな2010年代にオナホの新商品登場ペースはどんどん増えて、いったいどのオナホを選べばいいのか決めるのに困ってしまう状況も現れ始めたっス。
この頃にはショップに行くと店員による解説やお勧めポイントがオナホに添えられているケースも増えてたんスけども、その情報が「全部ひとりの店員さんから発信されているのかどうか」がわからなかったために、購入の指標としてはちょっと参考にしづらい面があったんス。
ショップによっては名物店員がいてその人のお勧めです~みたいな情報もあって、もちろんそれはありがたい情報なんスけど、こっちのオナホとあっちのオナホを同じ人がレビューしているとは限らないという前提がある限り、どうしても決め手に欠けるところがあったんスね。
ところが、その状況が「個人によるオナホレビューサイト」の登場で格段に比較しやすくなったっス。
おおよそ2010年頃から現れ始めた(話題になり始めた)、公式とは関係のないただの個人がオナホを批評するという形態なんスけども、それがいち個人の批評である以上当然自分の好みと一致せず鵜呑みにはできない面もあるものの、様々なオナホを同一人物が比較しているという点がはっきりしていたっスから、比較で分析できるオナホのスペックについては信頼できるというメリットがあったっス。
例えばA・B2種類のオナホがあって、どちらも締め付けの強さを売りにしている場合に、店頭で添えられる紹介文はA・B共に「強い締め付けが特徴!」みたいになると思うんスけど、もしこれが個人レビューサイトで「どちらも締め付けは強いが、AはBよりも締め付けを強く感じた」と書かれたいたなら、締め付けを求める人なら迷わずAを選べことができるという訳っス。
そのオナホのどこを気に入るかという視点は人それぞれ違うっスけど、比較して出てくるスペックの違いは概ね皆同じ答えになるはずっスから、あとは批評内容を自分なりに解釈するだけで情報としては十分活用できる訳っス。
また、個人レビューながらオナホを裏返したり切り開いて内部構造までも詳細に紹介するというサイトもあって、さすがにショップへ出向いて直接現物を確認するのに比べたら情報量は少ないっスけど、オナホの良し悪しを判断するのに十分役立つ情報を手間を掛けて発信してくれているのには頭が下がるっス。
現在、オナホは年間で数百種類、ほとんど毎日のように新商品が登場しているっス。
このような状況だと、気になるオナホを試していくだけでもそんなたくさんは買えない…という場合もあるかと思うっス。
オナホという、チンコで感じられる気持ち良さこそがすべての物は、いわゆるメーカー買いやシリーズ買いという方法で失敗を避けられる訳でもなければ、商品写真やイメージイラストによる見た目の期待感が実際の使用感と残念ながら異なっていたという場合もあるっス。
期待しているオナホが本当に自分にとっての当たりであるかどうかは使ってみるその時までわからないっスけど、その成功率を高めて充実したオナニーライフを送るための情報は、今やネットですべて見つけられるありがたい時代っス。
話題によっては「昔は良かった」なんて話も多々あるっスけど、20数年でここまで変化したオナホ事情、少なくともオナホオナニーについては間違いなく現在そしてこれからがいちばん楽しい時代になるっス。
去年からシリーズで掲載してきた「御萬恋次郎のオナホ青春記」は今回で一旦締めとなるっス。ここまでお付き合いくださり心から感謝するっス。ありがとうございましたっス!
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