御萬恋次郎のミッドナイト・オトナ相談室 【 人と違う自分を認めよう 】

2024/02/29
by アダルトグッズ通販 KIYO


 ハロハロー! 今宵も悩めるオトナ達の想いに御萬恋次郎が寄り添う深夜番組「ミッドナイト・オトナ相談室」の時間がやってきたっス。なんとなくネットや雑誌で見かけて自分なりに理解していたつもりなのに、あるプレイを実際にやる機会が来たら何をすれば良いのかいまいちわからず困ってしまった、そんなオトナ達の性の悩み。

同じプレイについて話しているはずなのにどうも相手と見解が一致せずモヤモヤする気持ち。そんなお悩みを解決する小さな糸口になるかもしれない、僕なりの提案を今回もお答えしていくっス。第3回となる今回のテーマは「アブノーマルプレイや自分だけがおかしいかも知れない性の悩み」っス。

 

 ではさっそく最初の話題っス。「脳イキというものがあるそうですが、普通にイくのと何が違うのでしょうか? すごく気持ちいいらしいので興味があります」30代の方からのご相談っスね。こちらのメールは「彼女は耳が感じる体質で、耳元で囁いたり耳への刺激をしていると性器に触らなくてもイけるようです。これって脳イキに含めますか?」20代男性からのお便りっス。どのご相談も、いわゆる「脳イキ」と呼ばれる絶頂体験についての話っスね。


脳イキという言葉は、エロ界隈ではもう何年も前から存在していた言葉っスけど、いま脳イキという言葉で検索してみると、大枠では似ているものの細部の説明は別々の事を言ってる様々な情報が転がっているっス。なので、もしあなたがたまたま脳イキについて調べた時、どの情報を見たか次第で脳イキの解釈も微妙にズレていくというのが現状っスね。

 

 改めて脳イキの解説をしているネット記事を見てみると、ほんのいくつかを見てみるだけでもその定義が少しずつ違っているっス。一例を挙げると、

・手やアダルトグッズを使わずにイけば脳イキである

・肉体的な刺激はせずに想像だけでイければそれが脳イキである

・性器に触れずイければ脳イキである

・脳イキは催眠の一種である

 …といった感じで、多くの情報に触れるほど条件や手順が曖昧になり何をすればいいのか定まらなくなっていくっス。

 

 こういった現状を踏まえると、これぞ脳イキの正しいやり方、なんて定義をいま決めようとするのは正直難しいって話になるんスけど、ひとまずボクとしては「性器に触れず、何らかの方法で絶頂感を得る行為」というふんわりした枠だけ定義しておくっス。

 

 さて、そうなるとさっきご紹介した「耳元で囁いたり耳への刺激でイく」というのは脳イキに含まれるという事になるっスね。他にわかりやすい例として、男性に起こる夢精という現象も、性器(というか全身)への刺激がないまま絶頂に至るという点ではこれも脳イキのひとつと考えていいと思うっス。


他にも、エッチな体験談を文章で読んでいる最中に興奮してイったように感じたという体験談も同様っスね。また、性器以外の体の一部を刺激する事でイけるというのも基本的には脳イキとして良いはずで、手のひらを優しく撫でられ続けてイったという体験や、眉毛をそっと撫でているとイけるという話、珍しいところでは歯磨きしようとして歯ブラシが歯茎に当たる感触で絶頂するという例も見つかっているっス。

 

 性器以外の体の一部への刺激で性感が生じるというのは、つまりその部位が性感帯になっているということでもあるんスけど、性感帯開発等で徐々にそうなる後天的な場合もあれば、気付いたら元々そうだったという先天的な場合もあるっス。エロ活動に熱心な人なら開発して性感帯を増やす事もあるでしょうけど、この件で悩んでいる人の場合はおそらくほとんどが先天的特徴であり、気付いてしまった自分自身の個性に戸惑っているというのが実情なんじゃないかと思うっス。


でも、それは決して悪い事でもなければ非難されるようなおかしい現象でもないんスね。機能として体に備わっている五感の基本的なふるまいは皆同じでも、刺激に対してどれぐらいの感度を示すかはまったく人それぞれ違って当然なんスから。暗がりで人より目が利く、わずかな異臭にいち早く気付く、温度変化に体が反応しやすい…そういった特性と同じく、脳イキできるというのは特定の刺激に敏感だというだけの話っスよ。

 

 なので、すでに脳イキできるという人は思う存分エンジョイして欲しいっスし、これから体験してみたいという人はまず全身の性感帯探しから始めてみると良いと思うっス。協力してくれるパートナーがいればなお良しっスね。

 

 

 さて、続いてのお便りっス! これは20代男性のメールっスね。「彼女からの前戯で、僕の乳首の感度は他の人より高いとわかりました。彼女が言うには、乳首攻めで声を出したのは僕が初めてだそうです。正直、触られて本当に気持ちいいのですが、人よりも感じすぎるのはおかしいでしょうか?」ふむふむ…そしてこちらのご相談は…「別れた元彼は、どんなに愛撫してもイけない私へ不満を持っていたようです。元彼が過去に付き合った女性と私とではそんなに感じ方が違うのかと思うと不安です」20代女性のお悩みっス。


そしてこちらの女性から届いているのは「オナニーは好きなだけ楽しんでいますがセックスする時にどれぐらい声を出しても大丈夫なのかわからず不安です。声を出しすぎて引かれるのはイヤですが、声を出した方が気持ちいいので…人並みの声量ってどれぐらいでしょうか?」というご相談っスね。自分の感度や感じ方が世間とズレているらしいという事象を心配する人は少なくないっス。こういったお悩みは同様のメールがたくさん届いているっスよ。

 

 似た傾向のお悩み相談は他にも多数頂いていて、「とにかく何をされても濡れません。スキンシップで安心する気分はわかりますが、性器を触られて気持ちよくなるという感覚もわかりません。私はおかしいのでしょうか…」という10代女性のお悩み、そしてこちらの20代男性からは「今まで気付かなかったのですが僕は先走り汁が出やすいみたいです。前戯で気持ちよくなっていたら、もうカウパーが垂れ落ちてきてるよと言われて、恥ずかしくなりました」というお話が届いているっス。


さらにこちらのメールでは、「気持ちよくなっている時にどうしても体がビクビク跳ねてしまい、自分ではどうしても抑えられません。愛撫も挿入した後も、私が動きすぎてうまく続けられないと彼氏に言われており、どうにか改善したいのですが…」という女性のお悩みもあるっス。自分ではどうしようもない身体的な現象についてのお悩みというのは本当に様々で、たくさんの人がこんな風になるのは自分だけではないのかと心配しているっス。

 

 先程の脳イキの話題とは違い、こちらはその個性がマイナスイメージにつながるのではないかという不安がセットになっているのが特徴っス。自分以外の人がどんな性事情を抱えているのかというプライベートな話題は今どきSNS等でたくさん見つけられるっスから、どうやら自分と似たような悩みを抱えている人は他にもいるみたい…と気付けるケースもそれなりに増えているっスから、その点のみで言えば世間で自分だけがおかしいと悩む状況は減ってきているとも言えるんスけど、現実問題、じゃあその悩みはどうしたら解決・改善できるのかという点については結局それぞれの関係性や環境にあわせて考えるしか無いという感じっス。

 

 昨今、いわゆる「イけるかイけないか」という大きな二択については、世の中イけない人も少なくないみたいだという認識が一応は浸透しつつあるとボクは思ってるんスけど、その一方で「セックスにおいて初めて知った何らかの現象に対して、それを悪い意味で普通じゃないと捉えてしまう傾向」は、まだまだ改善されていないような気がしているっス。

それこそ、お悩みメールで読み上げたそれぞれの個性も、それをつい否定的な目線で見てしまっている自分に気付いた人ももしかしたらいるんじゃないっスか? 彼氏が乳首への刺激で声を出すぐらい感じる、今の彼女が愛撫で気持ちよさそうじゃない、相手の喘ぎ声が大きな声量だ、とにかく濡れない、カウパー腺液がどんどん出る、感じると体が跳ねる…それぞれ単なる個性なんスけど、敢えて悪いイメージで捉えようとすればどれもそれが可能とも言える…というか、悲しいかなどの個性も、恋人から悪い印象として捉えられたケースが実際にあるものばかりっス。

 

 それでも安心して欲しいのは、少なくともここで挙げているお悩みはそれぞれ対策や考え方の変化で改善できるものばかりだという事っス。実はどの悩みも、セックスにおける自分勝手な理想や先入観がまずあって、それとは違う現象に遭遇した時、理想や先入観だけを達成しようとするから問題になっているだけなんス。

理想や先入観を持っちゃダメって事じゃなくて、現実に向き合わなきゃダメって事っス。ハッキリ言えば、世間一般のセックスがどんな内容で、あるいはどんなプレイが好まれていて、平均的に何分ぐらいセックスしてるのかなんて「自分と相手、このふたりだけのセックス」にはまったく無関係なんスからね。

もし、あなたのパートナーが乳首で感じまくる人で、パートナーもその刺激を望んでいるとして、延々と乳首愛撫してそれだけで満足するぐらい楽しんだ結果、毎回セックスの冒頭に乳首攻めだけ1時間以上やってるとする場合、それを街頭アンケートすればほとんどの人が「自分はそんなセックスはしない、変わってるね」と言うかもしれないんスけど、でも本人達には「他人のプレイ内容なんて関係ない、大満足」って話になるっス。

濡れない、イけない…それなら潤滑剤を使ったり目的や満足度を別のところへセットする。声が大きかったり体が跳ねて仕方ない…それなら思い切ってセックスできるラブホへ行く。人と同じセックスで楽しめなきゃダメなんて縛りはないんス。頭を柔らかく、広く柔軟な心持ちで臨んで欲しいっス。

 

 

 というわけで、今夜のミッドナイト・オトナ相談室、いかがだったっスか? もしあなたが抱えているお悩みのヒントになるものがあったなら、ぜひ活かしてもらえると嬉しいっス。今回の放送でミッドナイト・オトナ相談室は最終回なんスけど、もしいつかあなたが、あるいはあなたの大切な人がここで紹介してきたようなお悩みにぶつかってしまった時には、ぜひ思い出してもう一度見てほしいっス。

 以上、パーソナリティは御萬恋次郎でした。それではっス!

 



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