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【* 『ふたり』前編 *】
* 『ふたり』前編 *

ほら。手だけ縄を解いてあげるわ。


わたしはそう言うと、後ろ手に縛っている豚の手首だけ自由にしてやった。
だが豚はモジモジするばかりでちっとも命令を聞かない。


なにやってるのよ、早くしなさい──のろま、この豚!


罵声をあびると、醜い家畜の顔がさらにゆがんだ。
わたしは自分が吐いた台詞に酔っていた。もちろんそれは家畜に対する罵倒だが、わたし自身その言葉に陶酔し、それだけでアソコが濡れていた。
わたしはそれほど淫乱な少女であり、そしてサディストでマゾヒストだった。


この日、わたしは家畜として飼っている豚を裸に剥くと、縄で縛った。そしてわたしの目の前で自慰することを強要したのだ。
「……でも」
裸で正座している家畜が蚊の鳴くような声でもごもごと言った。
わたしは期待感でゾクゾクした。
口答えする家畜ほど苛め甲斐のあるものはない。この豚はまだそれがわかっていないのだ。もちろんこちらとしては都合がいい。
「なんですって。今なんて言ったの!?」わたしの語気に、家畜はビクッ、と身を縮めた。「さあ、もういちど言ってごらんなさい。今なんて言ったのよ、ほら!」わたしは思いきり縄を引っ張る。
家畜がきゃん、と短い悲鳴をあげた。
複雑な知恵の輪みたいに入り組み、絡み合いながら、家畜の体を燻製のように縛り上げている縄がその肉に食い込んだ。
「イッ……痛いよっ、久美!」
「まあ──なんて頭の悪い豚かしら! わたしのことはご主人様と呼ぶように教えたはずでしょう!? 何度同じことを言わせるのよ、このブタ!」わたしは家畜の縄を引っ張りながらさらに足で蹴った。「あんたがそうやっていられるのは誰のおかげなの? それともあんたのことを、洗いざらい父さんたちに言ってあげましょうか!?」わたしの足がさらに豚を蹴る。
豚はひいひい言って床を転がった。


その豚はどうしようもない好色のクズだったが、わたしの実の兄であり、そして可愛いおもちゃであり、奴隷だった。
奴隷は床を転がりながら許しを求めた。
「あぁッ……ご、ごめんなさい久──ご、ご主人様! もう言いませんから! 許して……ぶたないでください!!」
ごめんなさいごめんなさい──と何度も叫び、肉の塊は涙を流し始めた。
自分の妹にいいように弄ばれ、傷めつけられても逆らうことさえできない悔しさが、その目に薄っすらと表れていた。


彼はわたしより六つ年上だった。わたしはまだ九つの子供だったが、それでも感じる機能は立派な“女”であり、彼を上回る好色だった。
わたしは縄を緩め、蹴るのをやめた。
豚の股間のモノがいきりたっているのを見つけたからだ。
「なによ、コレは!!」そう言って硬くなったモノを掴み、力をこめてしごいた。
肉奴隷の兄はあっ、あっ、と情けない声をあげて体をのけ反らせた。
「あっ、ダメ……やめてくださいッ!」
口ではそう言っているくせに、そいつのモノはギンギンと硬さを増していった。
「ふん! 大した変態だわ。妹に縛られて蹴られて、それでこんなに硬くしてるのね!」
わたしはさらに手の動きを早めた。
「さあ、どうなのよ。変態なんでしょ!? これが気持ちイイんでしょ!?」そう言って右手でしごきながら、空いた左の手で豚のお尻を叩いた。
豚はぼろぼろと泣いて言った。
「あ、あ……い、いいですっ!」
わたしは手の動きに変化をつけながらしごき、より強くお尻を叩いた。
「もっとはっきり言いなさいよ! あんたはなに!? どうされたいの!?」
だがこの期に及び、奴隷は口ごもった。必死で何かに耐えているようにも、なけなしの自尊心に取りすがっているようにも見えた。たぶんその両方だろう。
わたしは手の動きをいったん早めてから、その手を離した。
「ぁっ」
奴隷が驚いたような顔でこちらを見た。
「言わないならもうしない……いいのよわたしはべつに」
しばしの間──。
豚は唇を噛んで沈黙していた。
だが股間の肉棒がビン、と脈動したことでスイッチが入り、ついに豚は口を開いた。
「い……言いますっ……ぼくは変態ですッ──妹に縛られて叩かれて、イジられるのが好きなんです! だからお願いです、もっと……もっとしてください!」そうして腰をクネクネと動かした。


なんて醜くて可愛いペットなんだろう。


わたしは思いっきり変態のお尻を叩いた。
「この変態!! あんたみたいなのが実の兄かと思うとゾッとするわ! この醜いブタ!!」
そうやって再びブタの一物をしごいた。
ブタは恍惚の表情を浮かべて目を剥いていた。
ペニスの脈動が手に伝わってくる。熱くなってゆくのがわかる。
「イクときはちゃんと言うのよ!」
しばらくすると、豚が声をあげた。
「ああ、もうっ……イク……イクッ……!」
わたしは急いで家畜の肉棒を口に頬張った。
二、三度口でしごくと、肉棒はすぐに限界を超えて勢い良く射精した。
口中にびゅるびゅると粘液が吐き出される。わたしはそれを飲み干しながら肉棒を味わい、しゃぶった。
そそり立った根元を指でしごきながら、娼婦みたいな口使いでピストンし、舌を絡ませた。
家畜はガクガクと腰を痙攣させてうっとりした。う、う、と呻きながら白目を剥いていた。
管に残った液まで完全に吸い出し、周囲を綺麗に舐め取ると、わたしは肉棒から口を離した。
立ちあがり、口の中に残る液の粘りを味わいながら、余韻に浸って小刻みに痙攣している家畜を見下ろした。
醜くて卑しい大切なわたしの家畜……そして可愛いおもちゃを。


ほんの数ヵ月前まで、わたしたちはごく普通の兄妹だった。
そしてわたしたちの家庭は裕福で厳格だった。母は売れっ子の写真家で、父は警察署長だった。わたしたちは厳しく躾られ、なに不自由なく与えられ、わたしも兄もそれなりに体裁を保った優等生として育ってきた。
しかしその裏では、わたしは秘めやかな淫靡に目覚め、己の淫乱を育んでいた。
それは兄も同じだった。進学制の中学で生徒会長を務め、有能で品性のある皆の憧れの存在だったが、裏に回れば彼はその反動で壊れた人格を持っていた。父親というバックボーンがあるために、地域の悪ガキたちは彼の言いなりで、そいつらを牛耳って好き放題にやっていた。およそ不良と呼ばれる行為は全てやり、それ以上の悪さにも手を染めていた。子分たちに言いつけては何処からかお金を調達させ──もっとも兄にとってお金は何の価値もなかったが──アブナイ薬を売買し、女をさらってきてはレイプしていた。


もちろん兄はそのことを隠していたが、あるときわたしがそれを見つけたのだ。
卑屈になってわたしに口止めをする兄の態度を見て、わたしの中になにかが芽生えた。
薄暗い路地で、いかにも触れたくないといった風体の悪ガキたちを顎で使い、まるで王様のようにふるまう姿とはうって変わり、わたしに懇願する兄はあまりに無力で、痛々しいほど儚げだった。
「なあ頼むから……親父たちには黙っててくれよ……な? 久美、なんでも言うこと聞くから」


その言葉がわたしのつぼみを開かせた。


「ほんとう? ……なんでも?」
それから兄はわたしの言いなりだ──実質、わたしが地域の“ボス”になったようなものだった。
兄が総べるゴロツキどもは当然わたしをお姫様みたいに扱ったし、一帯を仕切る本物のヤクザでさえわたしたちには手を出さなかったのだから。
わたしは彼の妹という肩書きを使ってゴロツキどもを支配し、それまで兄が味わっていた楽しみすべてを横取りした。それでも兄はわたしに逆らえなかった。
そしてわたしたちの関係はエスカレートし、もはや奴隷と主人のそれになっていった。
始めのうちは兄を裸に剥いて鑑賞したりする程度だった。
そのうちにわたしのアソコを舐めさせるようになり、舐め方が悪いと兄を殴るようになった。
最初は不満と怒りに満ちた表情を見せていた兄も、わたしの“調教”によって次第に羞恥心と自尊心をくすぐる快楽を覚えていった。
やがてわたしの“調教”はさらに進み、兄に手を上げる回数も増え、裸にして縛るまでになった。
子供には不相応な額のお小遣いと、子分たちに集めさせたお金で秘密の隠れ家を借り、わたしはそこで兄を苛め続けた。


「いつまでそうやってる気?」
 放心しきっている家畜をわたしは蹴った。
「ほら、はやくやりなさい。自分でしごくの!」
家畜はイッた余韻から醒め、ふたたび恥じ入る顔に戻った。もぞもぞして目が泳いでいた。
ここまで奇態をさらしておきながら、まだ恥なんてものをもっているのだ……この豚は。
そう思うとわたしの心は躍った。
わたしは床に倒れている豚の顔の前まで行くと、ショーツを脱いでスカートをたくしあげ、その場にしゃがんだ。
「見なさい……こんなになってる……コレがほしいんでしょ?」そう言って股を広げた。
目の前でパックリと口を開け、ダラダラと涎をたらすわたしの陰部を見つめ、豚の股間が息を吹き返した。 唇を舐め、ゴクリと喉を鳴らす豚。
「知ってるんだから……わたしのココを舐めたあと、あんたいつもトイレに逃げ込んで自分でやってるでしょ……妹に入れるところを想像しながら、いつもオナってるんでしょう? コレがほしいのよね……小さな女の子のココを、犯してみたくて堪らないんでしょ? まったく救いようのないロリコンね」
家畜はチラとわたしの顔を見、すぐにその視線をわたしの股ぐらに戻した。その口元がヘビみたいに舌なめずりする。
「もし上手くオナニー出来たら、ご褒美にココに入れてもいいのよ……」そう言い、わたしはさらに両足を広げ、アソコに指をあてがって少しだけ割れ目を開いてみせた。
豚はわたしの顔とアソコを交互に見て、そわそわし始めた。
だがなかなか決心がつかないらしい。
わたしは立ちあがって豚に背を向けた。
「もういいわよ! その代わり一生ココには入れさせないから……!」
すると背後で豚が鳴いた。
「待って……! するから! だからっ……!」
言うや否や、豚は自分の手で、股のあいだから生えたモノをしごき始めた。
わたしは急いで豚に駆け寄った。
自分の妹に見つめられてマスをかく兄──しかも妹のアソコを犯したい一心で、最後の自尊心さえかなぐり捨てたのだ。


なんて淫乱な豚だろう……どうしようもない変態のクズだ! それが可愛くて堪らない。愛しくてしょうがなかった。わたしの大切な奴隷のおもちゃ……!


仰向けになった豚はわたしにジロジロと見られながら、息を弾ませて自分のモノをしごいた。
「気持ちイイの? わたしに見られてイイのね? どうなのよ、変態ッ!!」
わたしは縄で豚を叩いた。豚は叩かれるたびに声を洩らした。
「き……気持ちイイですっ……見られて気持ちイイです、ぼくは変態です……!」
わたしは豚の動きを見つめた。穴が開くほど眺め、視姦した。
豚は恥かしさと一物の刺激を交互に感じながら涙を流していた。
はあはあと荒い息をあげ、家畜の腰のヒクつきが激しくなった。
「イクのね。思いっきり出しなさいよ。妹に見られながらイきなさい! さあ、イクのよっ、変態! ブタ!」
わたしの罵りが豚の快感を増長させる。
豚は淫らな声を出して手の動きを加速させた。
「あんたは変態なんだから。わたしのためにいつだってそうやって出してればいいのよ! 気持ちイイくせに一人前に恥なんて持たないことね。ほら、出しなさい……ぶちまけなさいよ、妹の前で……!!」
豚は涙を流しながら果てた。
全身を波打たせて大量の精液を吐き出した。
白い粘液が豚の太股とお腹の上に散った。
脈動するペニスからはまだドクドクと液が溢れている。


自分の出した白濁にまみれて快感に浸る奴隷豚──。


その醜い姿を見て、わたしのアソコが火照った。
わたしはこらえきれず、精液にまみれた肉棒の上に跨った。
「あっ……まだッ──だめっ!」豚はそう言って慌てた。
出したばかりでモノが敏感になっているからだが、わたしはそれを知らなかった──もっとも知っていれば“わざと”そうしたのだが。


わたしはそのまま腰を落とした。
精液でヌルヌルになっている一物をアソコに入れた──。

あぁッ……イイッ!!」わたしは一瞬で快感に襲われた。
実際に男のモノを入れるのはそれが初めてだったが、すでに処女膜も自分でやぶり、毎日のようにバイブを突っ込んで感じているわたしにとって、 それは快感以外のなにものでもなかった──しかもそれは自分の兄のペニスだ。
可愛い奴隷の肉棒なのだ。感じないわけがなかった。


「あっ、だめ……動かないで……!」
 まるで女の子みたいなことを言って懇願する家畜。
「なによ! ……不満でもあるの!?」
「な、ないです……でもっ──あの……あんまり動くと……おしっこが……」
わたしはこのとき、射精して敏感になった男のモノに刺激を与え続けると、ちょっとしたオルガに達することを知った。女のように持続もせず、またある種の苦痛をも伴うらしいのだが、それでも神経を掻き乱すような快感を受け、やがて尿意まで引き起こすのだ。
「わたしの中を使わせてあげてるのよ……文句言うんじゃないわよ、変態のくせして! ……あっ、いい、ソコ……!!」
わたしは豚の腹の上で激しく上下した。
家畜は快感にのたうってよがった。
「……だっ、だめ……だめですっ……あまり動くと……もうッ──!」
豚のペニスの脈動が変化するのがわかった。
「いいわ……出したいんでしょう? そのまましなさいよ。


わたしのアソコを便器にできるんだから、あり難いと思いなさい……ホラ、早く出しなさい!」
わたしはもっと激しく腰を振った。
豚の体が痙攣した。
わたしのアソコの中で豚の肉棒がぶるぶる震えた。
「あッ──で、出るッ……!」


豚のペニスはわたしの中で放尿した。


わたしの膣を初めて征服したのは精液でなく小便だ。
その倒錯がまた快感でたまらなかった。
自分の中で放尿されるのを感じながらわたしは軽くイッた。
接合部分から尿があふれ、わたしのお尻と豚の股間が尿にまみれた。
それでも動き続けるわたしの刺激によって、豚の体は激しく痙攣して口から泡をふいた。


「あ、かはっ……やめてっ……もう──」
豚はこれまで感じたことのない刺激の連続に苦しみ、また感じてもいた。
やがて豚のモノはさらに硬直して脈打った。
放尿を終え、今度は性欲に支配されていた。
「あんたに選ぶ権利はないのよ。それとも今すぐにやめてもいいのよ? そうしてほしいの?」
家畜はふるえた。
「や……やめないで……気持ちイイです……」
「ほらみなさい。あんたは人間のクズなのよ! 
自分の妹を犯してそんなに感じてるんじゃないの! 
小さな女の子のアソコに入れて感じまくってる変態なのよ!
あんたはもうわたしなしじゃ生きて行けない……一生わたしのおもちゃなの。わかった!?」


豚は何度も頷き、はあはあ息をもらした。
わたしは狂ったように腰を振った。
「ううッ、また……!」
家畜は小さく叫んだ。
わたしも絶頂に達しようとしていた。
「イクの? ……いいわ、早く出して!」
「でも……!」
「あんたに選択権はないって言ったでしょう! いいからそのまま出して! 
わたしの中にたっぷり……ああっ! はやく……わたしもイきそうなんだからっ……早く精液出してっ!!」


家畜の兄は、飼い主である妹のわたしの中で激しく射精した。
どくどく溢れる精液を、わたしの小さな膣が受けとめた。


禁じられた肉欲に支配された奴隷とわたしは、つながったままいつまでも出し続け、受けとめ続けた。



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