ソフトSM講座11 | アダルトグッズなら「女性も安心KIYO」


第11講:潮吹き
◎「潮吹き」の意味
 世の中、面白いもので、「潮吹き」ビデオ、なるものまで出回っています。
本当の潮吹きが克明に記録されている良心的なものもありますが、中には明らかにトリックと分かる、大袈裟すぎる潮吹きビデオもあり、興ざめになることもあります。
 そこまでして、なぜ、我々は「潮吹き」にこだわるのでしょうか?
 結局、「潮吹き」では、女性が羞恥心さえも凌駕する快感に、正に身も心も忘れて酔いしれる瞬間が、形を取って現れるからではないでしょうか。
 そもそも、放尿は排便と並んで、女性にとって誰にも見られるべきでない、秘密のプライバシーの行為です。
その放尿行為を、トイレという空間ではなく、寝室、しかもベッド上という空間で、しかもセックスという、女性にとっては神聖な夢の行為の最中で行ってしまうという、この恥ずかしさ…。しかも、その一部始終を愛する男性の目の前にさらけ出してしまうことになるのです。
 しかも、「潮吹き」が、理性と官能のせめぎ合いの中で、理性の崩壊を告げる現象として起こる点が重要です。他人、ましてや愛する男性に見せてはならない、見られたくない放尿行為に至ってしまうというのは、理性が官能の渦に巻き込まれた、紛れもない証拠です。
◎「潮吹き」する女性、しない女性
 世の中には「潮吹き」する女性もいればしない女性もいます。この事実の中に、「潮吹き」の意味の複雑さが含まれています。
というのは、女性たる者、誰もが潮を吹くのであれば、潮吹き行為は女性にとってそれほど恥ずかしいものとは感じられないでしょう。ちょうど興奮すれば、愛液が滲み出てくるのが女性一般に共通であるのと同じです。
 ところが、「潮吹き」しない女性もいる中で、「自分は潮を吹いてしまった…」となると話は別になります。
他人との比較を非常に気にするのが女性の本性だという話は以前も書きましたが、正にその「他の女性との比較」において、「潮吹き」の重大性が生まれてくるのです。
 「私は、そんなに淫らな女なんだろうか?」「私は、絶対そんなことはないと思っていたのに…」 女性が、「おっしっこが出ちゃう…!」と叫びながらも、必死にそれを堪えようとするのは、正にそうした「他の女性との比較」の目があるからなのです。そこで、そのように放尿願望を訴えてきた時、「いいんだよ。みんなそうなんだから…」などと言って、潮吹きを促すのは、少なくともソフトSMの立場から言えば、邪道です。
 むしろ、相手の特異性を強調する台詞で責め立てるべきです。
例えば、
「このくらいの刺激で、『おしっこ』だなんて!この程度で、そんな弱音を吐いたのは○○が初めてだぞ。」

「この程度責められただけで、『おしっこ』とは、よっぽど欲求不満が溜まっていたと見えるね。普通は絶対そんなことは口にしないものだよ。みんな必死で我慢するものなのだ。少しは恥というものを知りなさい。」

など...
◎「潮吹き」の前と後
 女性にとってこれほど重大問題である「潮吹き」。
従って、「潮を吹く前と吹いた後では、がらっと態度、心理が変わります。初めて潮を吹いた後の女性は、「一皮剥けた」という表現がぴったりな程、変わるものです。
 特に、知的な女性、職場で人から信頼されている女性、プライドが高い女性…、こういった女性はまさか自分が絶頂時に放尿してしまうなどとは、夢にも思っていないわけです。
それが、思わず知らず潮を吹いてしまった…、となると、ほとんど人生観が180度転換するほどのショックに見舞われるものです。あまりに意外な顛末に、対応の言葉、態度を見失ってしまうというのがよくあるケースです。
 「私、一体、どうなってしまったの…?」と、放尿に至った事実さえ飲み込めない様子だったり、 「ああ、私、どうしよう、どうしよう…」とただ、おろおろするばかり…だったり。その狼狽ぶりは、人さまざまで、面白いようです。
 この動転の瞬間は、ソフトSMの道にとってまたとない一瞬です。とにかく、「初めての潮吹き」というのは、その女性にとって一生に一回しか訪れません。もう二度目以降は、「初めて」ではなくなってしまうのですから。
 このチャンスを逃す手はありません。

「こんなに漏らしてしまって…。いつもは利口ぶっているけど、○○は、本心はこんなに淫らで、いやらしい女だったんだね。」
「僕に、こんな恥ずかしい姿を見せてしまった以上、もう後戻りはできないね。僕の責めを大人しく受け入れるしかないよ。」
「ここまで悦ぶ姿をさらけ出してしまった今になって、取り繕ってみても格好付けてみてももう一切無駄だよ。○○は、こうやって手足の自由を奪われた上、責められるのが好きな身体なんだ。」

 こんな感じで、「自分はやっぱり、M女なんだ…」という自覚に導き、そう思い込ませてしまうのです。
 「潮吹き」が相手の女性にとって仮に初めてでなくても、大丈夫です。
拘束されて、フィンガープレイなりバイブプレイで、潮を吹いてしまった、というその事実が大切なのです。ノーマルなセックスのプロセスで
潮を吹くのと、SMプレイの最中に潮を吹くのは、質的な違いがあるのです。
そしてそのことは女性自身が一番よく知っているはずです。
 女性にM性を自覚させたり、M性を植え付けたりすると同時に、「潮吹き」に対する感動と感謝の気持ちも表現するようにしましょう。責めの宣言というS的な態度と、この感動と感謝の気持ちの表現とは相容れないように思われるかもしれませんが、やはり大切なことです。女性に
「私のこんな恥ずかしい行為や姿に、ここまで感動感謝してくれるなら、この人の責めを受け入れても構わない…」という受け身の気持ちに傾かせるのです。
◎「潮吹き」に必要な道具
このように、ソフトSM入門期のターニングポイントともなる「潮吹き」ですが、実際にそこに持っていくのはかなり難しいものです。
そこで、以下、若干のヒントやアドバイスをいたしましょう。
 最初の下準備としては、プレイに入る1時間前くらいに、緑茶をたくさん飲ませましょう。
もちろん、それと悟られないように、「今晩は何だか喉が乾くなあ…」などとあくまで自然に、自分でも多少飲みながら、女性に飲ませます。普通の湯飲み茶碗なら5〜6杯、寿司屋にあるような大きなものなら、2〜3杯くらいが目安でしょうか。
 緑茶は、利尿効果があります。しかも即効性があります。膀胱に尿を溜め、放尿しやすい状態にしておくわけです。
 まず、非常に即物的な話になりますが、ベッド上で放尿する、というそのこと自体に女性は非常に強い抵抗感を持っています。ベッドを尿で汚してしまったら、後でシーツや蒲団やマットレスをどう、始末したらいいのでしょう?まず、そのことで、女性は心配してしまいます。
 いわゆる「潮吹き」ビデオや、潮吹きに焦点を当てたのではないビデオで、中に「潮吹き」が出てくるものでは、その辺がいかにもぞんざいです。撮影のために汚すのだから、後始末は撮影のスタッフがやってくれるのでしょうが、実生活ではそうはいきません。
 かと言って、いわゆる「浣腸ビデオ」のように、ビニールシートを剥き出しに敷く…というのは大袈裟すぎますし、第一、シーツの上にビニール、というのは、いかにも場違い、不相応という感じがします。
しかも、裸の肌にビニールは冷たくて、決して感じのよいものではありません。
 そこでお勧めしたいのが、赤ん坊を乗せるベビーカーに敷くために売られているシーツです。
これは裏地が厚手のビニールになっていて、表はあくまで柔らかい布で覆われています。おむつから漏れだしても下の蒲団やベビーカー自身を汚さないようにと開発された物です。あるいは、「おねしょシーツ」として売られているものでもよいでしょう。いずれにしても、表面は肌触りがよく、しかも水をこぼさずに済むようにできています。
 ベッドのシーツの上にこれを敷いておき、女性には、「これでどんなに濡れても大丈夫…」と安心させておきます。
「潮吹き」未経験の女性の場合、「これで潮を吹いても大丈夫」と言ったのではあまりに露骨すぎて、かえって構えてしまって逆効果です。
 もう一つ必須の道具はバイブレーターです。
Gスポットを指で摩擦することで潮を吹かせることも、慣れればできなくはありませんが、プロでもない限り、「潮吹き」未体験の相手ではまず無理です。
舌先が細かく、激しく震えるようなバイブレーターを使えば、慣れない人でも大抵うまく行きます。
私の経験では、「バター犬」という電動ローターが一番効き目が確かです。
この舌の部分は、非常にしっかりした材質で作られていて、粘膜に触れても、先が折れ曲がるということがなく、しっかり責め続けてくれます。しかも二枚舌となっているので、攻撃を受ける部分は逃げ場がなくなってしまうのです。
この舌先をクリの下、尿道口付近に触れさせます。クリでイカせるのが目的でなく、「潮を吹かせる」のが目的の場合、クリよりはそのすぐ下辺りに攻撃を集中するのが効果的です。そうすると、イキながら潮を吹く場合もあるし、潮を先に吹いてしまう場合もあります。
もし潮吹きが先に来たら、そのまま、舌先をクリに移動して、そこを責め続けて、絶頂を誘発しましょう。
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