愛する女性とのSMプレイ入門講座 | アダルトグッズなら「女性も安心KIYO」


◇ 愛する女性とのSMプレイ入門講座 ◇

第3講:いよいよ矛先を相手に向ける
◎ 相手を巻き込む
さて、前2回で、異常世界と見なされているSM世界と日常世界の垣根を取り払うという、前準備は終わりました。
本講座では、字数の関係から、会話例は毎回1例くらいしか載せられませんが、実際には、あの手の話題を折に触れ、何度も、手を変え品を変えて、持ち出して、SMが異常なものではない、日常でもあり得ることなのだという確信に導いて行かなければなりません。
その際、決して急いてはいけません。
じっくり時間をかけて、無理のないように少しずつ、少しずつ、SMに対する、警戒心を解いていくのです。
 さて、そうした下準備が十分整ったと判断したら、いよいよ、相手を巻き込んだSM談義に入っていきます。
振り返ってみると、まず、ニュースなど、「どこか遠い世界の出来事」として、猟奇的な話題を持ち出しました。
次に、男性側がはっきりとM的な「体験談」を聞かせました。
 そして、ついに、相手を巻き込んだSMの会話に入ることになるのです。
ただし、この場合でも、ストレートに、相手が直接SMに関わらなければならないような話の運びは避けるようにします。
◎ 三種の神器の事前準備
ところで、これまで書いたような周到な準備をしておくと、例えば以下のように一緒にビデオ鑑賞などしているときに、相手が興奮して、意外にすんなり乗ってきて、思わぬ展開になることがあります。
そんなとき、「あれを用意しておけば、あのときあのチャンスを逃さずに済んだのに…」と後で後悔しないように、事前に「最低限これだけは」というSM用品の必需品、三種の神器とも言える物ををここに記しておきます。

第一に「電動ローター」
これは、最近では独身女性や夫にかまってもらえない既婚女性がオナニーで使っていることで分かるように、本来はSM用品と言えません。
だからこそSM体験の最初の入門として抵抗なく使えるのです。
いろいろなプレイのバリエーションが楽しめる大小組になった「親子ローター」がおすすめです。

第二に「ローション」
これは、VにせよAにせよ、相手に苦痛を与えずに挿入するために必須です。定番の「ぺぺローション」がおすすめです。
ただし、これは過信してはいけません。
特にAに全く潤いが見られない場合、まだ心理的、肉体的に興奮が充分でなく、警戒心や不安、あるいは恐怖心が強く残っている証拠と考えて、まずは、ローションに頼らない準備に励むべきです。

第三に「外科医療用のゴム手袋」
これは、KIYOさんでは扱っていないかもしれませんが、医療器具専門店に行けば買えます。
炊事用のゴム手袋などと違って非常に薄く、フィット感も抜群です。手の大きさに合わせて、いくつかのサイズがあります。
これは何に使うかと不思議に思う人があるかもしれませんが、直接指を挿入されることに嫌悪感を持つ女性が多いAを弄ぶのに最適なのです。
ローションをまぶしてから挿入すると、簡単に指が入っていきます。爪先で粘膜を傷つける心配もありません。
また、医療用の製品ですから、お医者さんごっこをしているような気分にもなれ、医療プレイに憧れている人には打ってつけです。「大切な○○子に傷を付けたりばい菌を付けたりしないように、こうして手袋を填めて上げるからね。」などと
説明しながら填めれば、優しい心遣いが感じられて、女性はそれだけで、心も体もほぐれていきます。
同時に、「まるでお医者さんに診てもらうみたいに、この身体が扱われるのだわ…」という、ほどよい緊張感も生じます。
男性側も、両手にピチッと手術用ゴム手袋を装着すると、これからメスを取り上げる外科医のように「さあ、やるぞ!」と、身が引き締まる思いが全身に広がります。

 以上3点を、状況次第でいつでも即座に使えるように予め準備しておきます。
ただし、この三種の神器を引っ張り出すのは、相手が十分その気になった時に限る、ということを絶対に忘れてはいけません。
相手の心や体の態勢が整わない内に焦ってしまうと、これまでの周到な心理作戦が水の泡になってしまいます。
 ところで、普通SMというと誰もが思い浮かべる、縄、鞭、蝋燭がここに出てこないことを不思議に思う人も多いでしょう。
縄、鞭、蝋燭は確かに本格的SMには欠かせないものではありますが、SMは初めてという人には、刺激が強すぎるし、使い方も決して易しくはありません。こうした高度な道具は、本講座を無事卒業してからでも決して遅くはありません。

 もう一つ大切なことがあります。
上に説明したローター、ローション、医療用ゴム手袋は万が一でも女性が見つけたりしないような安全な場所に保管しておきましょう。
掃除をしていた妻に隠して置いた三種の神器を見つかってしまった…では、大変です。「あなたって人はこんな物を持って、いやらしい所で、いやらしい女を相手に遊んでいたのね!」と問い詰められては大変です。
喜劇を通り越して、悲劇になること、間違いありません。
◎ まずは通常の劇映画ビデオ鑑賞から
一番いいのは、やはりビデオという手段を借りることでしょう。
小説なども悪くはないのですが、主人公の視点で書かれているか、語り手の視点で書かれているかによって、見方、感じ方が限定されてしまいがちです。
小説に比べるとビデオは見る側が自由な発想で見ることができ、感じることができます。
特に二人で体験を共有するには、ビデオが最適です。
 ただ、ビデオと言っても、いきなりSMビデオでは、刺激が強すぎます。
女性の方から、「SMビデオを見てみたい」と言い出してくれればいいのですが、そううまく話が運んでくれるとは限りません。
そこで、最初は普通の劇映画のビデオを使うことにします。

 普通の劇映画でも、犯罪物、スパイ物などでは、結構、SM的場面が出てきます。
当然、事前に一人で見ておいて、一緒に鑑賞するのに適した物か、特にSM的場面、あるいはSMの話題に持ち込みやすい場面があるかどうかを確認しておきます。
 また、ビデオの種類も大切ですが、見る時と状況にも神経を使いましょう。
当然ですが、時間帯としては、寝る前の夜がベストです。朝や昼間というのは、どうしても邪魔が入りがちですし、「本来仕事をしていなければいけないこんな時間に…」という後ろめたさが障害になって、女性はうまく乗ってきてくれません。
 また、曜日としては、週末、金曜日か土曜日の夜が理想的です。日曜日の夜は、既に翌日月曜日の仕事のことが頭の隅に引っかかってきますので、避けた方がいいでしょう。
 もちろんこれは、月曜から金曜までが勤務日となっている、共働き夫婦を想定した場合で、土日以外が休日になっている人は、その前の晩が理想的となります。
仕事や世間の付き合いなどから解放されて、心理的に一番リラックスした時を選べばよいのです。

 また、普通の劇映画程度なら余り神経を使う必要はないですが、アダルトビデオ(まだ、この段階では、ストレートなSMビデオは刺激が強すぎるので禁物です)の場合、女性の生理の前日辺りを狙うのが効果的です。
普段より興奮しやすい心理と肉体になっているからです。
 見る場所としては、やはり寝室が一番です。
ダイニングルームとか応接間とか、書斎とか、要するに、日常生活の空間では、「こんな場所で、こんなことをするなんて…」という、違和感、大袈裟に言えば罪悪感が足を引っ張って、心理的にブレーキが掛かってしまいます。
よく、SMビデオで、台所とか応接間でいきなり暴漢が襲って…というような設定がありますが、ああした、日常世界にいきなりSMの刃が切り込んでくる…というのは、ドラマとして鑑賞している分にはよいかもしれませんが、実際にSMを体験しようという場合には、2つの世界の断絶感が強すぎて、少なくともSM初体験者、初心者にはうまく行きません。
あくまで、「お互いが心も体も解放しても構わない場所」として、一般に認知されている場所、つまりは寝室を選びましょう。
 ビデオ鑑賞の際は、いつでも相手に直接に触れることができるように、パジャマやネグリジェ姿になって、肩や腰に腕を回すなど、できるだけ、触れあいながら、見るようにします。
耳元で、画面に展開する状況にコメントしたり、感想を述べたり、相手の反応を尋ねたり、できるだけ、劇中人物に同化するようにします。
◎ ビデオ鑑賞会話例
それでは具体的に以下に会話例を示します。
ビデオとしては、誘拐物−−銀行の頭取の御曹司の若妻が誘拐されて身代金の要求の電話が掛かってくる…という、どこにも転がっていそうな題材の作品ということにしてみましょう。
 
ビデオの中の犯人の声 ××さんですね。可愛い奥さんの声、聞きたくありませんか?
ビデオの中の被害者の夫の声 き、君は、一体…!?△△子は、△△子は一体..どこにいるんだ!?どこからこの電話、掛けているんだ?
ビデオの中の犯人の声 「どこから」?そんなことを聞いて、どうするつもりなんだ?まさか…?
ビデオの中の被害者の夫の声 分かっている。絶対、警察には連絡しない。だから、だから、△△子の…。
ビデオの中の犯人の声 そうか、声が聞きたいか?どんな声がいいかな?泣き声か?悲鳴か?それとも…よがり声かな?
ビデオの中の被害者の夫の声 き、貴様…な、何という、卑劣な… 金なら、金なら、いくらでも出す、だから、だから…。

と、こんな場面があったとします。この程度なら、特にSM物でなくても、サスペンス物などでよく見かけますね。
この台詞のやり取りの途中で、画面には、受話器に唇を付けるように脅迫する犯人の口周り、手拭いで猿轡を咬まされ後ろ手に縛られて床に転がされている若妻、そして、狼狽した夫の顔、が、次々切り替わって映るはずです。
ビデオを見ながら、次のような会話が考えられます。
 
夫:もし俺があんな状況になったら、どうするだろうな?
妻:うちはお金なんか全然ないから、犯人の方で遠慮するわよ。
夫:金目当てでなくて、○○子自身が目当て、ってことだってあるぞ。
妻:私が!?なんでぇ?
夫:○○子、結構美人だから、犯人から目を付けられやすいぞ。
妻:何言ってんのよ。私みたいな女、誰も見向きしないわよ。あなたは特別よ。
夫:でもな、あの脅迫電話で、泣き声や悲鳴だけじゃなくて、「よがり声を聞きたいか」って言ってきたのは、なかなか犯人もやるなぁ。
妻:どうして?
夫:妻が、夫以外の男に弄ばれて、どんなよがり声を出すか、っていうのは、男なら誰でも興味あるもんなぁ。
妻:まあ、いやらしいのね。あなたも、私が誰か他の人とセックスしている時の声、聞きたいの?
夫:ただのセックスの声なんか、興味ないなぁ。このビデオみたいに、縛られて、無理矢理感じさせられる、そんな時に、○○子がどんな声を出すか、それは絶対聞いてみたいな。いや、声を聞くだけじゃなくて、その時の表情も見てみたい。


 こんな具合です。
先回の猟奇事件のニュース報道を話題にした時とうって変わって「おれ」「○○子」という風に、「自分たち」に引き寄せて話を展開している点にご注意下さい。
ここから、SMビデオを鑑賞しながらの会話へはもう一歩です。
(次回に続く)

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