愛する女性とのSMプレイ入門講座 | アダルトグッズなら「女性も安心KIYO」


◇ 愛する女性とのSMプレイ入門講座 ◇

第7講: SMビデオから実践へ
◎ ビデオと現実のギャップ
これまで何回かに分けて、SMビデオを女性と一緒に鑑賞することで、女性をSMの世界に開眼させるテクニックをご紹介してきました。
これからいよいよ実践へと移るわけですが、ここで、いくつか注意しておかなければならないことがあります。

まず、ビデオはあくまで、見せるために作られたフィクションの世界だ、ということです。

これは、原作、脚色、台本の揃ったドラマ仕立ての作品については当然ですが、実は、ドキュメンタリーもの、素人さんもの、についても言えることです。ドキュメンタリーものや素人さんものでは、確かに職業としての「モデル」「女優」は登場しないでしょう。
また、台詞も予め決められているわけではなく、行き当たりばったりで自由でしょう。

けれども、例えば、インタビューから感度チェック、脱衣から拘束、そして、フィンガープレイから、バイブプレイ、最後に浣腸…などという大きな流れは出演者は予め知らされているわけですし、途中で予期しない展開が多少は含まれているにしても、責めの種類や強度は予め監督と出演者の間である程度の合意はできています。

だからこそ、かなり凝った責めやハードな責めも可能になるわけです。そして全ては視聴者を興奮させ、満足させるべく仕組まれています。
もちろん、中には出演者、特に男優や監督だけが独りよがりしていて、視聴者に対する効果をほとんど考えていないような駄作もありますが、どこの世界にも「箸にも棒にも掛からないような」ものはあるわけで、そうした駄作を考慮していては、時間もお金も無駄ということになりますからここでは無視しましょう。

ともかく、「見せること」、「見てもらうこと」を最初から計算に入れて作られているビデオをそのまま現実に再現しようとすると無理が生じます。
まず、何よりも注意しなければいけないのが、危険性。ハードなSMビデオには、雁字搦めに縛った女性を真っ逆様に吊して、鞭打つ…などというのが出てきます。
これなどは、縛りによる血流循環の阻害、逆さ吊りによる頭部への血液逆流、吊り下げ部の縄の緩みあるいは損傷による、頭部からの落下、吊り下げ器具の緩みや破損による頭部からの落下、…等の、予期しない事故に直結する可能性があります。

もちろん、ビデオでは、その道のプロが事前に縄や器具のチェックなどを怠らないように注意しているので、これまで、SMビデオ撮影中に死に至るような事故というのは耳にしていません。 けれども、もし、これを素人が家庭でやろうとしたら、あらゆる局面で事故に結び付く可能性があります。
吊り責めまで行かないとしても、縄掛け一つでも縛り場所と縛り方によっては、窒息死や鬱血の危険と隣り合わせであるということは常に頭においておいた方がよいでしょう。

 また、SMビデオを鵜呑みにして、ハードな苦痛責めなどをやると、女性が思わぬ大きな声で悲鳴を上げる場合があります。気密性の高いSMホテルの部屋の中ならいざ知らず、普通の家や、遮音性が高くないマンションの一室でそんな声を出されたら、隣家(室)の人が犯罪が起きたと勘違いして、とんだ騒ぎになることも考えられます。
◎ 男性側から、希望を伝える
 さて、この講座ではこれまで、女性の拒否反応をいかにして少なくするかという点に力点を置いてきました。けれども、そうした消極的な攻略法以外に、男性側がもっと積極的に、自分は何を望んでいるかを表現することも必要です。
SMビデオなどを効果的に使った誘導が成功していれば、そうした、男性側からの希望表現は意外にスムーズに行えるものです。この表現によって、SMビデオの世界と現実の世界に橋を架けることができるのです。

 この希望表現は、SMビデオ鑑賞中に行うのが一番自然で、しかも的確に望むところを伝えることができます。ただ、その場合でも一方的に男性の希望を伝えるだけでなく、女性の気持ちに同化した表現に努めることがコツです。
 以下、例を示しましょう。男性の台詞から、目の前のスクリーンにどんな場面が映っているかを想像しながら、お読み下さい。ここでも、夫と妻の間での会話を想定しています。

夫「おおっ、綺麗だなぁ。ああいうポーズ、女体美を100%引き出しているなぁ。いや、100%とと言うより、日頃普通には見られないポーズだから、隠れた美しさまで引き出している…。○○子もあんな風にしたら、どんなに綺麗になるだろう。それを一度でいいから見てみたいなぁ。」
 これは、「美しく見られたい」という全ての女性の永遠の本能に訴えかける台詞です。しかも、これを愛する男性から囁かれれば、どんなに大胆なポーズでも、結局は受け入れてくれるでしょう。

 夫「あ、イクぞ。ほら、ほら、イッている。ああ、何て素晴らしいんだ、あの陶酔の表情、もう全てを忘れて、溺れ込んでいる…って、様子だね。○○子をあそこまでイカせてみたいなぁ。○○子なら、もっと、魅力的なイキ様(ざま)を見せてくれるのになあ。特に○○子は、イク時の声がいいから…。」
 これは、女性の同性に対する競争心を煽っています。画面の中のモデルより「もっと魅力的になれるはず、なりたい、なることをこの男(ひと)は望んでいる…」と思わせることで、男性は好みの状況を伝えることができます。


 また、この台詞を少し変えることで、イク時の仕草、表情や声にいま一つそそるもの、魅力を欠いている、どちらかと言えば経験の浅い女性を、男性好みに仕立てることができます。
例えば、
「あ、イクぞ。ほら、ほら、イッている。ああ、何て素晴らしいんだ、あの陶酔の表情、もう全てを忘れて、溺れ込んでいる…って、様子だね。君もあんな風な恍惚の表情を見せてくれたら、嬉しいんだけどな。君はあのモデルより、丸顔だから、きっともっと色っぽくなるだろうなぁ。」

とか、
「あの声!あれだよ。あの、切なげな、だけど、もうどうにも我慢できないっ、って感じの声。○○子のあんな声、一度でいいから、聞かせてくれないかなぁ…」

などということで、男性側として、どんな表情、どんな声を求めているかをお手本と共に女性に伝えるわけです。
これを
「○○子は、イク時、ちっとも色気がないもんなぁ…」とか、「ただ、ぎゃあーぎゃー叫くだけじゃ、気分ぶちこわしだよな。」

などと否定的な事ばかり言っていては、女性もどうしたら気に入ってもらえるか、全然見当がつきません。
ビデオを一つのお手本として示してやることで、女性も安心して、目標設定ができるのです。
優れたビデオは、女性にとって、男性好みのイキ方、イク時の表情作りのまたとない教材になると言えるでしょう。

 ちなみに、特に経験の浅い女性は、自分のイキ方に自信がなく、非常に不安に思っている場合が少なくありません。「こんな乱れ方で、淫らな女と思われないだろうか?」とか「こんなに静かでは不感症と間違われないだろうか?」などと、心配の種は尽きません。

こういう初(うぶ)な時期に、男性側がビデオでいい手本を見せてやることは、女性にとって非常に得るところが多いものです。
男性側も、自分好みのイキ方を相手に教えられるのですから、結果として、男女双方にとって、これほどありがたいことはないわけです。
◎ 実践には「集中」を
さて、本講座第3回目で、ビデオ鑑賞前に用意しておくべき「三種の神器」をご紹介しましたが、覚えていますか?
これを準備しておく目的は、ビデオ鑑賞中に思いの外、女性が乗ってきて、発情してくれた場合、チャンスを逃さずにSMプレイに移行できるように、ということでした。

 運良く、事がそのように流れた場合の注意をここで記しておきましょう。
 まず、もしそうなったら、画面は消しましょう。ここで、私は、わざと「ビデオは止めましょう」とか「テープは止めましょう」とか書きませんでした。というのは理由があります。

誰もが経験していることでしょうが、ビデオをプレイ状態からストップ状態にすると、入出力の設定状態によっては、その時に放送されているテレビ番組に切り替わります。もしその時、お笑いバラエティーとか女性の好きなタレントとかが画面に突然出てきたら…。
その「悪影響」は測りしれません。
せっかく盛り上げてきたSMビデオの効果は台無しになってしまいます。
ですから、もし実践に移るのであれば、ただテープを止めるのではなく、画面も音も消してしまうのがベストです。こうすることで、二人はお互いに集中できるのです。

 「せっかくSMが画面で展開しているのだから、それを見ながら実践した方が盛り上がるのでは…?」と思われる向きもあるでしょうが、相当に経験を積んだ複数のカップルでのスワッピングなど特別な状況を除いて、ビデオをオンにしたままというのは、逆効果になります。

 大抵の女性は、一人の男性を独占し、その男性からだけ集中的に愛されたいという願望を持っています。(この本能を逆撫でするのが、いわゆる「まわし」、つまり輪姦です。
特殊な性向の持ち主を除いて、大抵の女性が輪姦を殊の外忌避するのは、輪姦が、一人の男性によって独占的に愛されたいという女性の本能の正反対を行くものだからです。)ですから、プレイ中に、男性側がスクリーンを横目でちらちら見たりすることに非常な幻滅、嫌悪感を感じるものです。

「私とやりながら、私のことでなくあのモデルとやっているつもりなんでしょ!?」という憤りです。これは絶対に避けるべきです。
男性側が積極的、自発的に画面を消すことで、「この男(ひと)はこんなモデルより私の方がいいんだ…」と思い込んでくれるのです。

 この集中、独占ということに関連して、SMビデオの選び方の項で書き落としたことをここで補足しておきましょう。
それは、野外プレイものと、複数のモデルが同時に責められるものは少なくとも導入時に避けた方が無難だ、ということです。
 まず野外ものは、室内でのSMプレイに飽きた、ベテラン向きであることを考えるべきです。
野外は、その性質上、開放的になり、また、「誰かに見られるかもしれない」という余計な心配が未経験の女性には気を散らす要因になります。
あくまでも、誰にも見られも聞かれもしない密室で二人だけに集中できる…という設定を選ぶようにしましょう。

 また、複数のモデルが同時に責められるものも、ある程度経験を積んだ後でないと、責め自体も表情も集中できないので、落ち着きません。
女性が画面の中の一人のモデルに心理的に同化し難くなってしまうのです。
仮に画面ではカメラが一方のモデルだけを捉えていても、マイクは画面には映っていないモデルの喘ぎ声やよがり声を捉えてしまうので結局聴覚的にも散漫になってしまいます。

あくまで、モデル一人が集中的に責められる、という状況のものが、女性には受け入れられやすいということは覚えておくといいでしょう。
これに対して、モデル一人に複数の男性が襲うという設定は、その「襲い方」が単なる強姦、輪姦でなく、責めの役割分担という形の場合に限って、効果は良好です。

つまり、例えば、一人が両腕を押さえ付け、もう一人が両脚を開かせたまま押さえつけ、残りの二人が、それぞれ乳房責め、股間責めを分担、…などという分業態勢は女性が抵抗しても無駄な状態に追い込まれていることを否応なしに認めさせられるわけで、効果があります。ただ、画面上に男性が4人も登場、となるとどうしても口数が多くなるのが難点で、見ている女性はどうしても集中し難くなるという欠点はあります。
(次回に続く)

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